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ポート(port)とは、日本語で「港」。つまり外界と接触する部分を指します。
パソコンの場合は「LANポート」「シリアルポート」「パラレルポート」「USBポート」 などが有名です。
当サイトの 「ポートちぇき (自動)」 では、インターネットに使う、LANポートをチェックします。
物理的には、1つしか無いLANポートですが、パソコンは便宜上、それを内部でたくさんに分岐して使ってるとお考えクダサイ。一般的に1台のパソコンにはだいたい、1番~65534番 までのポートがあり、それぞれを「○番ポート」と呼んでいます。
当 「ポートちぇき (自動)」 で調べるポートは、WEBサービス提供側でよく使われる「80番/1080番/8000番/8080番」 の4つのポートです。これらが、『WEBサーバ型の晒し系ウイルス』 が最も使う代表的なポート番号です。その他のポートは 「ポートちぇき (手動)」 で任意のポート番号を調べることができます。
インターネットで使うポートに関しては、有線LANも無線LANも同じです。無線だからポートが無いとか、そーいうことは有りません。
無線LANでインターネットをしているパソコンにも、通常と同じようにポートは存在し、晒し系ウイルスに感染すれば、勝手に開けられる可能性があります。
なので、無線LANのパソコンでも、インターネットに繋がっていれば、当サイトの 「ポートちぇき (自動)」 で安全を調べることができます。
世の中にはたくさんのポートチェック方法があるので様々ですが、当サイトの 「ポートちぇき (自動)」 や 「ポートちぇき (手動)」 は、そのまんま純粋に「外部からネットを通して」検査します。
一方、PCにインストールして使うチェッカーなどは、「PC内部から」そのポートを検査します。
なので結果に違いが出るわけです。
外からポートをチェックする際は、あなたのPCが接続している「グローバルIPアドレス」へ向けて信号を出してチェックしますが、これが必ずあなたのPCだけに届くとは限りません。
例えばオフィスで複数台のPCでインターネットに接続している場合などは、その「グローバルIPアドレス」は、オフィス全体で共有してたりします。
ということで、自分のPCのポートは閉じていても、オフィスで収束している「ルータ」などで、そのポートを開けていれば、「開いてます!」と診断されることも充分に有り得ます。
これは、自宅で1台だろうとも、「ルータ」などを使用していれば同じことが言えます。
ポート80番などは、「HTTPサービス提供側」が使うポート番号です。
つまり、ホームページを配信するパソコン(サーバ)なら、開ける必要があったりします。
通常インターネットを通じてホームページなどを「閲覧する側」は、80番は使いません。
インターネットエクスプローラなどのブラウザが適当に決めたポート番号から提供側の80番に向けてページの要求を出し、80番から送られてきたページデータを、最初の適当な番号で受け取ります。
なので、自分のPC及びLAN内で、WEBサーバが存在しないのであれば、殆どの場合は80番などを開けておく必要は無いので閉じておくことをお勧めします。
※古いルータなどでは設定画面に必要で80番が外から見れるように固定されている場合があったような気がしますので、そーいう特殊な事情などがあれば閉じない方がイイ場合もあります。
8000番や8080番などのポートは、代理サーバ(プロクシサーバ)という特殊な中継サーバが、開けておくポート番号によく使われます。